10月29日、ナイキの厚底ランニングシューズ「アルファフライ 4」が発売された。この日に買えたのは、プロトカラーと呼ばれる色で、公式オンラインストアと一部の取扱店での販売だと報じられている。価格は税込3万9600円。オレンジ(メンズ)とピンク(ウィメンズ)は11月12日発売の予定だ。この記事では、新作の中身そのものより、「3万9600円の靴を、何回履くつもりで買うか」という買い方の見方を考える。

何が発売されたか

複数の報道によると、アルファフライ 4は前作のアルファフライ 3に比べて、エネルギーリターンが約10%向上し、重さは約5%軽くなったとされる。歴代のアルファフライで最も軽く、最も反発性に優れた1足という位置づけだ。縫い目のないアッパーを採用していることも伝えられている。発表は9月で、発売まで約1カ月あった形だ。ただし、数値は発表側の説明を各媒体が伝えたもので、TONEが実際に履いて測ったものではない。走る速さや疲れにくさがどれだけ変わるかは、人によって違う。

ナイキは長距離ランニング向けの厚底シューズ「アルファフライ 4」を発表した。前作比でエネルギーリターンが約10%向上し、約5%軽量化したという。価格は税込3万9600円で、プロトカラーは10月29日、オレンジとピンクは11月12日に発売予定。(各社の報道を編集部で要約)
出典:FASHIONSNAP「ナイキ『アルファフライ 4』発売 エネルギーリターン10%向上、マラソン後半を支える」(2026年9月18日)/FUNQ「ナイキが『アルファフライ 4』を発表。前作比10%のエネルギーリターン増と5%軽量化、10月29日発売」(Yahoo!ニュース掲載)/THE ANSWER「ナイキ、長距離シューズ『アルファフライ4』発表 前作より10%エネルギーリターン向上、約5%軽量化」(Yahoo!ニュース掲載)/ファッションプレス「『ナイキ アルファフライ 4』“弾むような”新ランニングシューズ」

ここまでの事実は、価格、発売日、前作比の数値の3つだ。性能の評価や、他社の靴との優劣は、この記事では扱わない。

TONEの視点:高い靴は、値段より「履く回数」で見る

3万9600円と聞くと、高いと感じる人が多いだろう。だが、靴の値段を「1足」の単位で見ると、判断がぶれやすい。そこで、履く回数で割ってみる。計算はとても単純だ。3万9600円を50回で割ると792円、100回で割ると396円になる。これは、あくまで計算例であり、靴が何回の使用に耐えるかをTONEが保証するものではない。

この見方を使うと、買う前に確かめるべきことが変わる。「速くなりそうか」だけでなく、「自分は年に何回、この靴で走るか」を先に数えられる。たとえば、大会に年2回しか出ない人が、普段の練習にも使うのか、大会専用にするのか。それによって、1回あたりの値段は大きく変わる。厚底のレース向けシューズは、日常のジョギング用とは使い方が違うことが多い。この点は、買う前に店頭の説明や公式の案内で確認してほしい。

先日TONEは、スポーツ実施率の調査をもとに、「やる人」は2人に1人だったと書いた。走る人が増えるほど、靴の選択肢も増える。その中で、新作の発売日に飛びつくのか、前作を値下がり後に買うのか、いまの靴をもう少し使うのか。どれが正しいというわけではない。ただ、数字を自分の使い方に置き換えると、その選択は落ち着いて決められる。

明日から使う一手:買う前に、「年に何回走るか」をメモする

やることは1つだ。気になる靴の値段を、自分が1年に走りそうな回数で割ってみる。スマホのメモに「39,600円÷○回=○円」と書くだけでいい。その数字を見て、納得できるなら買えばいいし、高いと感じたなら、いまの靴で走る回数を増やしてもいい。新作の発売は、靴を選び直すきっかけになる。ただ、走る習慣そのものは、靴を買う前から始められる。

※本記事は2026年10月30日時点の報道に基づく。価格・発売日・仕様は変更される場合があるため、購入前にナイキ公式サイトで確認してほしい。本記事は広告ではなく、特定の商品の購入をすすめるものではない。