2027年2月21日の「京都マラソン」に向けた抽選が終わった。京都市が発表した数字では、一般枠のマラソンの倍率が3.1倍だった。前回の2.7倍から上がっている。「走る人は減っている」と言われる中で、大会の申し込みは増えたのか。数字を並べて読む。

定員12,178人に、37,340人

京都市の資料によると、京都マラソン2027は国内・海外を合わせて16,500人のランナーを募集した。海外枠とふるさと納税枠を除くエントリーの合計は39,040人。このうち一般枠のマラソンは、定員12,178人に対して抽選対象者が37,340人で、倍率は3.1倍だった(前回の2026大会は2.7倍)。ペア駅伝は、3.5倍から3.7倍になった。抽選結果は10月5日に通知されると発表されている。

京都マラソン2027のエントリー数は、海外ランナー枠、ふるさと納税枠を除き39,040人。抽選倍率はマラソン3.1倍、ペア駅伝3.7倍。大会は2027年2月21日開催。(編集部で要約)
出典:京都市「京都マラソン2027 募集結果」資料(2026年9月発表)

注意したいのは、前回の集計は海外ランナー2,386人を含む39,221人で、今回と集計の方法が違うことだ。人数の単純な比較はできない。ここで比べられるのは、倍率という「定員との比」だけだ。

人口が減っても、倍率は上がる

当サイトの10月18日の記事で紹介したとおり、笹川スポーツ財団の調査では、ジョギング・ランニング人口は2020年の1,055万人から2024年の758万人へ減った。一方、京都は倍率が上がった。矛盾して見えるが、倍率は「申し込む人数÷定員」で決まる。走る人の総数が減っても、「大会に出る」と決めた人が特定の大会に集まれば、その大会の倍率は上がる。

地方の大会では別の動きも出ている。福知山マラソン2026は、9月3日時点で全種目の合計が7,881人に達し、申し込みが好調なため定員を引き上げたと、主催側の発表で伝えられた。ただし、これらは個別の大会の例で、全国の傾向とは言い切れない。TONEは、走る人の数より、「どの大会に出たいか」の偏りが倍率を動かしている可能性がある、と見る(編集部の見方。調査では確認できていない)。

外れたら、次の一手は「大会の探し方」を変える

抽選に外れると、そこで走るのをやめてしまう人もいるだろう。けれど、倍率が高い大会だけが「走る理由」ではない。定員を増やした地方の大会や、先着で申し込める大会もある。

明日からの一手は、目標の大会を1つに絞らず、「第1希望」と「第2希望」を決めておくことだ。第2希望は、距離や開催月が近く、申し込みの方式(抽選か先着か)が違う大会を選ぶ。そうすれば、練習の予定を変えずに済む。

※本記事は2026年11月3日時点で確認できた公開資料に基づく。福知山マラソンの申込数は主催側の発表を報じた記事による。大会の募集状況は変わることがあるため、最新の情報は各大会の公式サイトで確認できる。本記事は広告ではなく、特定の大会への申し込みを勧めるものでもない。