10月27日夜、みずほPayPayドームで日本シリーズ第3戦があり、ソフトバンクがDeNAに2対1で延長10回サヨナラ勝ちした。シリーズ成績は3勝0敗。第1戦、第2戦に続いて延長戦で、3試合すべてが9回で決まらなかった。この記事では、結果を追うだけで終わらせず、「同点」と「決勝」を別の役目として見る。
第3戦で、何が起きたか
各社の報道によると、先に点を取ったのはDeNAだった。5回に古市尊選手の適時打で1点を先行した。ソフトバンクは9回2死二塁から牧原大成選手の適時打で同点に追いつき、延長に入った。10回1死、正木智也選手が左翼テラス席へサヨナラ本塁打を打った。ソフトバンクの先発・松本晴投手は6回1失点、DeNAの先発・東克樹投手は7回無失点だったと伝えられている。第4戦は10月28日18時開始の予定だ。
日本シリーズ第3戦は、ソフトバンクが延長10回、正木智也外野手のサヨナラ本塁打でDeNAに2対1で勝ち、3連勝で日本一に王手をかけた。DeNAは5回に先制したが、9回2死から牧原大成外野手の適時打で追いつかれた。(各社の報道を編集部で要約)
出典:NHK「日本シリーズ ソフトバンクが3連勝で日本一に王手 正木智也が延長10回サヨナラホームラン」(2026年10月27日)/日本経済新聞「プロ野球:日本シリーズ、ソフトバンクがサヨナラ勝ちで3連勝 3戦連続の延長制す」(2026年10月27日)/西日本新聞「31年ぶり3戦連続延長戦の末…ソフトバンクが劇的3連勝で2連覇王手! 正木智也がサヨナラ弾」(2026年10月27日)/日刊スポーツ「【データ】1番打者のサヨナラ本塁打は日本シリーズ史上初」(2026年10月27日)
数字を並べると、この試合は「1点を取る場面」が2回あった試合だった。9回2死二塁での同点打と、10回の1本だ。どちらも1点だが、役目は違う。同点打は、負けを消して試合を続ける1点。サヨナラ弾は、続いた試合を終わらせる1点だ。
TONEの視点:同点の1点と、決める1点は別の仕事
スコアだけを見ると、2対1の延長戦は「1点差の接戦」の一言で終わる。だが、牧原選手の打席は、アウトがあと1つで負けという場面だった。ここで得点圏に走者を置いたまま、打席が回ってくる。点を取る力より、負けが見えた場面で最後まで打席に立つ側の準備のほうが問われる。
正木選手のサヨナラ弾は、1番打者によるものだ。日刊スポーツは、1番打者のサヨナラ本塁打は日本シリーズ史上初と報じている(当サイトではこの点を、同紙の報道として紹介するにとどめる)。1番は塁に出る役という見方が一般的だが、延長では打順の巡り合わせで、塁に出る役が試合を終わらせる役にもなる。打順は役割の固定ではなく、その日の巡りで変わる、と読める。
また、TONEは10月26日に第2戦を「2本の本塁打」で読んだ。第2戦は代打の同点弾と延長の決勝ソロで、第3戦は同点打とサヨナラ弾。2試合とも、同点にする役と決める役が別の選手に分かれている。ここまでの3試合に共通するのは、1人の主役で決まるのではなく、点を取る役が試合の中で入れ替わることだ。ただしこれはTONEの読みで、球団がそう狙っていると発表したわけではない。
明日からの一手は、試合を見るとき、スコアが動いた場面ごとに「これは追いつく点か、決める点か」と心の中でラベルを貼ってみることだ。結果は同じ1点でも、見えるものが変わる。第4戦を見る前に、使ってみてほしい。
※本記事は2026年10月28日時点の報道に基づく。試合結果・記録はNPB公式サイトで確認できる。本記事は広告ではなく、特定の球団・選手を評価するものでもない。